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夜明けのメロディー

眩しい灰色の街 夢の掃き溜めと誰かが
名付けた岸辺にさっき降った雨に撃たれている子犬
寒い体 乾かすように 何かを
振りほどくように 身を震わせていた

誰もいない夜更けの公園 深呼吸に舞う苛立ち
風に転がるホットコーヒーの空き缶
また一つこの街から消えた影
それを躊躇ったばっかりの自分が 君の背中を見てる

風が吹く 明日を隠したまま
うずくまる夜に けしかける

向かい風は時に心の隅々まで 行き渡ってしまうのに
胸はうずいた

ah 蜃気楼を見つめては 心の闇を掻き鳴らす 思いのままに
ah そうせずにいられるなら そうするだろう そうしただろう
街の片隅に

夜明けのメロディーを

この歩き方の歩幅に合わせていた人
自分の優しさに苦しんでいる
そう見えたのさ 笑ってるけれど
素敵な景色は深い葛藤の中に
君の眠れない夜 消えただろうか
それぞれのドアを開け

風が吹く 明日を隠したまま
せめぎ合う 不安と利き足
別の道を歩く もう一人の自分がいればなんていう言葉
喜びはしない誰も
そっと苦しむだけだろう

封じ込めた想いがある 耳を塞いだ言葉がある
また踏み出したばかりの景色に立って
今何かを紡いでいるところ
それが何かは

ah 蜃気楼の向こう側へ 心の闇を掻き鳴らす 確かな体で
ah 誰かのようにはなれない きっとそれは良い事だろう 当たり前だろう
ah 追い風を待てないままに 向かい風が逆撫でする 夜を破った
ah そうせずにいられるなら そうするだろう そうしただろう
街の片隅に

夜明けのメロディーを

うずいた胸の行く先は